特別企画


長編娯楽小説 「クロノス・天使と戦う男」

あらすじ:天使を題材にしたマンガで人気を博する少女マンガ家、そして実際にキリスト教徒である岸田マリ子のもとに、正体不明、種族不明、属性不明の男が、宙に浮いて現われる。マリ子は、彼が本物の天使に追われて逃げている、という話を聞いて、男を悪魔だと断定するが、彼はそれを否定し、自らのあだ名を「クロノス」と称した……

クロノス その1 クロノス その2 クロノス その3 クロノス その4

クロノス その5 クロノス その6 クロノス その7 クロノス その8

クロノス その9 クロノス その10 クロノス その11

【長編作品ですので、短く章ごとに分割しています】



 ここに掲載する長編小説「クロノス・天使と戦う男」は、1996年に筆者が二作目の長編として著わしたものです。(一作目は散逸してしまいました)
 当ホームページは基本的に短編の発表の場と考えていて、長編の掲載は控えていますが、この作品は年次が古く、当面は発表の場がないものと考え、特別企画として、ここに貼ることにしました。
 いちおう期間限定という形をとりますが、いつ引き上げるかは未定で、もし一定の評価をいただければここに残し、その続編の執筆なども考慮します。
 この作品は、筆者自身の位置付けとしてはユダヤ=キリスト教もの三部作の初端なのですが、執筆年度からして「新世紀エヴァンゲリオン」のパクりだろうと考える方もいらっしゃるでしょう。確かに、起筆に際し「エヴァ」の影響を受けたのは事実ですが、キリスト教をあつかうと大方こんな感じになってしまうもので、だいたい直接の元ネタは「エヴァ」ではありません。
 こう書くと、何かベルイマンの映画みたいな固っ苦しい作風だと思われるかもしれませんが、本作の分類は
ファンタジー小説ですので、肩の力を抜いて気楽にお楽しみ下さい。
 また当HPでは、多くの紙媒体がするように文章の行間を取らないで掲載していますが、今回は特別企画ということもあり、ネット上にあまたある小説サイトの形式にのっとって、行間を空けました。これで読みやすいという評判が耳に届けば、ここの小説全体を見直す用意もあります。

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