晴れ時々「爆発」コラム(2) 満腔の怒り以て破邪顕正の鉄槌を下す
「自反而縮、雖千萬人、吾往矣
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18年1月16日
すごいぞ、ひどいぞ、汚いぞ。
エゲツナ〜としか言いようのないマスコミ操作が今日午後行われましたな〜。犠牲者はホリエモンさんや。スゴイネタで耐震偽装問題の真相を暴露している今話題のインターネットの日記がありますねんけど、その日記書いてはるお姉ちゃん(?)が今日の日記をアップした途端に、ライブドアに任意の事情聴取、6時30分には強制捜査ですわ。なんちゅうタイミングやろ。スゴイ、スゴイ、スゴ過ぎる!!!これで明日の小嶋の喚問のニュースのインパクトは、メチャメチャ薄められますね。ましてや小泉はんの側近の伊藤某議員のニュースなど誰も気づかないちゅー寸法ですね。検察ともあろうもんが・・・。きっと「ただの偶然やないですか」と言わはるんでっしゃろけど、何ヶ月も前から内偵してたちゅう、それも大したこととは思えんような事件の捜査を、わざわざこの日この時にやるちゅーのはねー。偶然とは思えまへんでぇ〜ワテには(笑)。ホンマ小泉はんちゅーか、飯島さんちゅーお人は頭がよろしおまんな。おまけに権力の使い方がエゲツナイ。さいこ〜やおまへんか。

17年12月30日
無礼者。
 ネットを歩くと、本当に世の中は広いと思う。様々な考え方の人々がいることは今更驚くには値しないのだが、感じ方の相違にはあらためて驚く。他人の頭脳がこの世界をどのように知覚しているかを具体的に確かめることは不可能なのかも知れないが、全く違うふうに見えているのではないかと思うことがある。
 さて、二〜三日前に本サイトがどれくらい引用されているのかを調べてみた。大した数ではない割にネガティブな引用が多いのには驚いた。例えば、http://blog.livedoor.jp/planet_knsd/archives/24742012.html、の下の方にある以下のコメントなど、

国貞さん、「肉弾三勇士の真実」見ました^^
が、この筆者、実に変わった思想の持ち主のようです。何か薄ら寒いモノを感じますね。この記事じゃ話になりません、愚劣に過ぎるとはこの筆者の事なのでは。Posted by 左右派 at June 17, 2005 21:57


何の説明もないので、なぜ「薄ら寒い」とか「愚劣に過ぎる」とか言っているのか筆者には全く理解できないが、この投稿者にはそのように感じるのであろう。多分、この方と筆者では正義の基準はおろか見るもの聞くもの全く違った感じ方をしているのだと思う。いずれにしても無礼者に違いない。

http://teitoku.sakura.ne.jp/blog/archives/2005/08/、の中程より少し上にあるコメント、
(|||´д`) シントー=ヒンドゥーとかいってますが、教義に差はないんだろうか?

これなどは、感じ方まで行っていなくて、本文を読まずに揶揄しているというレベルの低さである。筆者のコラムでは、ヒンドゥー教が密教に取り入れられ(あるいはヒンドゥー教が仏教の衣装を着て)、両部神道という、仏を中心に据えた神道にも入り込んでいるということを言っているのである。多分、両部神道をご存じないのであろうが。

他にも、意図的か否かは知らないが、正反対の意味で引用していたり、差別が売り物の掲示板に引用されたりとさんざんであった。ネットの世界には本当に無礼者が多い。

17年11月29日
変態犯罪の増加。
 広島で起こった小学校一年生の女の子の殺害事件の犯人が一週間経った今でも逮捕されない。テレビ報道によると「目撃者がいないか聞き込み捜査を行ってる」とのよし。警察の皆さん方には是非とも犯人逮捕に向けて頑張っていただきたい。ただ、昨今の都市化と伝統的地域社会の崩壊によって目撃証言が得られづらくなっている現状があるのではないかと思う。また、残酷な心の持ち主ほど巧妙な犯罪を犯す恐れも高いのではないか。警察官の増員と待遇改善による人材の確保が是非必要である。また県境での犯罪や広域的犯罪などでは都道府県警察の垣根のために捜査が非効率になりやすい。FBI のような国家警察の創設を考えるべきである。これには、都道府県警察との相互監視により警察組織の腐敗も防げるという利点もある。
 さらに、最近の世間の風潮をみると「個人情報保護」という美名のもと、悪人の保護や不正の隠蔽が図られるのではないかという危惧を持たざるをえない。筆者は、予防警察活動の一環としての「変態リスト」の作成などを望むものであるが、「個人情報保護法」の趣旨からいえば、きっと「とんでもない」ということになるのであろう。そして、次から次へと無辜の子供や女性が変態犯罪の犠牲になっていくのである。いやはや・・・変態の人権を守って子供を安心して学校にもやれない世の中になるとは。

裁判官も人の子。
 地方裁判所の裁判官が所長を辞めさせるよう国会に訴えたというニュースがあった。何でも「判決理由が短いという理由で低い評定を受けた」とのこと。内容についてはよく分からないが、裁判官にも「勤務評定」があり、それによって「出世」が左右されると言うことはわかった。とすれば、出世のため、上司である裁判官や人事権を有する最高裁判所の判事などに気に入られようとする裁判官も出てきて当然である。国会で多数を取りつづけ、内閣を組織しつづける政党にとって都合の良い人を最高裁の長官や判事にしておけば、司法の世界も自由自在となるのであろうか?くわばら、くわばら。

17年11月5日
政策か宣伝か。
 予想通り小泉による独裁体制が着々確立しつつある。そこで雑感を幾つか。
いままで、裏切りで自己の権力温存を図ってきた青木が大恥をかかされて権威失墜したのは善いことだった。
竹中さんが学者に似合わぬ野心家であることも分かった。
とにかく麻生だけは次期総理にならないで欲しい。
等々。
 さて、小泉勝利の要因について先日ある会社の社長と話をした。非常に単純な国粋主義を信奉するお坊ちゃま社長さん曰く「マスコミは、バカだから小泉の宣伝のやり方が巧妙だとか、電通がどうのとか言っておるが、国民は政策で投票したのだ。国民の意思を尊重せよ。」と。果たしてそうか。イイ商品を作るだけでは売れないことくらい、莫大な宣伝費を投入して自社製品を売りまくっている社長なら知っているはずなのだが・・・。では、「幾ら宣伝しても、よくない商品は売れない」は真理か。ナチスの例を挙げるまでもなく、悪い商品(政策)でも宣伝さえやれば、とりあえず売れるというのが歴史の真実である。効果的な宣伝をするには、大衆の劣情、特に妬みとかひがみとか偏見とかをあおるに限る。あとは、単純化と反復、有名人の利用、さらに、なんと言ってもマスコミを徹底的に利用してのイメージ戦略等々がよろしいようである。
 「商品の質も良ければ宣伝もバッチリ」というのが理想か否か知らないが、小泉の政策が国民にとって別に悪いとは思わない。しかし、道路工事が利用者の便宜に資することより土建屋の利益に資する方に主眼が置かれているのと同じで、日本国民の利益にもなるが米国の利益に資すことをこそ最大の目的とした政策を打つことこそが宗主国のお眼鏡にかない政権を維持することに繋がるというわけである。

17年9月11日
予想的中。小泉独裁体制確立、民主党分裂へ。
 残念ながら、小泉首相のナチス顔負けの「正義の味方対悪人共」という過度に単純化された図式の反復絶叫に国民は騙され、アマちゃん揃いの民主党が完全に敗北という結果になってしまった。これから小泉のやりたい放題言いたい放題が始まるだろう。公明党は発言力が相対的に低下し、民主党は大混乱し分裂して消滅といったところか。共産党が増えなかったのが唯一の救いかもしれない。
 まあしかし、お釈迦様の手のひらの上の孫悟空のように米国の監視下にある我が国はそう変な方向には行けないと思う。それにしても、こうもアホばかりの国民じゃあ、日本の将来真っ暗闇じゃござんせんか。自分の予想通りの結果にやや鬱っぽくなっている筆者である。

17年9月8日
残念!小泉独裁体制確立か?
 もうすぐ総選挙の投票である。そこで、大胆予想。おそらく結果は小泉自民党の勝利であろう。報道各紙の世論調査の結果もそうだが、なんと言っても、解散に反応して株価が上昇したことが筆者の予想の決め手である。もちろん、外国資金による買い注文によっての値上がりである。以前にも似た様なことがあった。自民党総裁選挙の時である。その時も今回と同様に、経済的要因なしで株価が上がった。そして、小泉の圧勝再選となった。筆者はこの株の値上がりを米国からのサインと見ている。小泉には米国の支持があるのだということを、日本の有力な政治家、企業家、資本家、識者に合図を送っているのだと思う。残念ながら、日本は米国の支持なしには立ち行かない国である。経済も食糧も安全保障も何もかも。そして、多分米国諜報機関も世界中で行っているのと同じような活動を日本でも行っている。情報収集と情報操作は諜報活動の主軸だが、情報操作は可能な限り不可視の状態が望ましい。あからさまで直接的なものは少ないであろうが、常に世論は操作されていると思った方が良いと思う。スキャンダルの曝露とか言った派手なものから、真偽取り混ぜてタイミングと順序を熟考したうえでの情報発信等々、種々の手法で操作を行っているものと考えられる。というわけで、小泉自民党の勝利。
 筆者は別に自民党嫌いではないし、野心まるだしの若手官僚だらけの民主党を支持しているわけでもないが、小泉は嫌いだ。特にあのあからさまなマスコミ操作はいただけない、わざとらしい演出もイヤだし、ふてぶてしい居直り答弁は聞くに堪えない。なんと言っても、あの独善的で強権的な政治手法は共産党に極似している。しかし、筆者の好き嫌いなど何の関係もなく、小泉勝利間違いなし。残念!!

17年7月2日
何で今更
 道路公団の鋼鉄製橋梁の発注に関して、メーカー各社が「談合」を繰り返していたかどで遂に検察庁の捜査が開始された。その前は政府発注の鉄橋に関しての談合で逮捕起訴された。「さすがは検察、遂に悪にメスを入れたか。」というのがマスコミの反応であろうが、考えてみれば不思議なことである。予定価格とほぼ同じ額の落札が長年続いていたのであるから、談合が存在していたことは、関係者の間では常識であったはずである。当然、公正取引委員会も高等検察庁も知っていたはずである。それを放置していたからこそ、各メーカーは「お上も知っていながら黙っていてくださるのであるから」と、安心しきって談合を行っていたのであろう。筆者は、これには何か必ず政治的背景があると思う。もちろん、それが何かはまだ分からないが。
 西武の堤義明氏の逮捕についても何で今更という感じがあったが、「なぜ昔は逮捕されなかったのに、今更逮捕されたのか」が問題なのである。

17年6月27日
脅迫まがいのメール
今日、以下のような「無礼」というより「脅迫」まがいメールが送りつけられてきた。

「ahonokouji@mail.goo.ne.jp様
あなたのHPに書かれていた代々木病院についての記述ですが
事実無根の中傷であり非常に問題です。
削除なき場合は代々木病院及び民医蓮に連絡します。」

 筆者はこのメールを、「おそらくは、たちの悪いいたずらか、そうでなければ脅迫である。」と受け取った。民医連とか代々木病院というのは団体であるから、筆者のような個人と対峙されたら十分脅威でありうる。また、その背後には日共が控えている。この政党は国会における議席こそ僅かであるが、その宣伝力、資金力、各界各層に広がる組織力では、日本最強の政党である。また、広く知られているように組織内の弁護士の数も非常に多い。このような強力な団体やそれに直結する組織に「言いつけ」られた日には、一個人がまともに対抗できるわけがない。「クワバラ、クワバラ。」もいいとこで、「脅迫」といっても決して過言ではない。
 筆者は引用した文献や主張の真実性に関して立証しうる能力もないし義務もないと考えている。もし、それを求めるなら引用された主張を行っている方にしていただきたいものである。もちろん、筆者はこのコラムで引用した主張を種々の理由から真実であろうと思っている。しかし、どうして真実であろうと思ったかについて説明を行う義務はない。むしろ、他人のホームページの記述を「事実無根だから削除しろ」というのであれば、「なぜ事実無根と考えるのか」ということを、筆者が納得できるように具体的に示すべきである。

17年5月28日
違法行為の教唆
 最近、掲示板の書き込みで、「違法行為」や「迷惑行為」を教唆するもんがありますねん。幾ら主張が正しゅうても、そんな書き込みは困りますねん。人に「〜〜してきて」とか言う暇があったら、自分でやってきなはれ。
 それと、妬みとか差別意識とかいうた大衆の劣情を喚起するだけの書き込みもこらえてつか〜さい。正しい主張は正しい方法で行ってこそ意味があると思いまっせ。

乞う、ご教示

 JR西日本の社長さんやら会長さん達が、辞任するとかせんとか言うてますけど。一体、責任とる範囲の決め方の基準ってどないなってますねんやろか。あないな大事故でトップが責任取るのは当然と言うけど、ほな、もっと小さい事故やったらどないなりますねん。時によったら、社長さんは責任取るんやのうて「とらす」立場になって、却って下のモンにえらそ〜に説教するんとチャイますやろか。どなたか、「これくらいの事故や不祥事やったら、これくらい範囲の人間が責任取る」とかいうた基準を教えてくれませんやろか。おたの申します。

17年5月15日
中国の教科書
 先日、中国の歴史教科書を読んだ。筆者の見解では左翼とその精神構造が同じである「右翼」の先生方が、よく中国の教科書は「偏向している」と言っておられるが、ご指摘を待つまでもなく、共産党が書いた教科書なのだから「偏向」しているのは端から当たり前である。であるから、筆者は偏向ぶりにはさほど驚かなかった。
 しかし、この教科書なかなかよくできているのである。さすがは歴史の国、史記の現代版ともいえるくらい人物伝やエピソードが面白くまとまっている。もちろん都合よく脚色されているのであろうが、愛国者=善人の話とともに売国奴=悪人についてもしっかり書いている。
 ここで最も大事な点は、共産党が悪だと決めた為政者、支配者、体制であっても祖国を守るために活動し犠牲になった者は全て愛国者=善人であるとしていることである。どこかの国の共産党のように、敵国のために活動したことを、祖国が悪い支配者による悪い体制であったために「反戦活動」「真の愛国活動」をしたのだ、とか言った卑怯で下劣なことは書いていない。
 祖国のために死んでいった人間は、その国の支配体制が如何に腐敗堕落し残虐な民衆弾圧を行っていようと、絶対的に英雄であり、反対に、利敵行為を働いたり卑怯未練に自己保身を図ったりした連中は絶対的に売国奴である。この点で中国の歴史教科書は優れている。

17年5月8日
照顧脚下(足元を見よ)
 JR西日本のモラルが問われている。所属する会社が引き起こした大惨事を知りながらボーリングや宴会に参加した職員が大勢いたり、事故車に乗り合わせながら救助にも参加せずそのまま通常業務に就いたりと言った行為が世間から弾劾されているのである。しかし、商業ジャーナリズムの「売れればいい」式の煽情報道を聞いて、JR西日本を批判するのみでは将来に役立てる教訓を学び取ることは難しい。ましてや、個々の社員を批判しただけで終わっては意味がなさ過ぎる。報道機関からの情報しかなく、分析も不十分であるが、今回の惨事から筆者は現代社会に共通する次のような問題点を指摘したい。
@利益重視と効率偏重による安全軽視
Aマニュアルがないと行動できない思考停止人間の増加
B「角を矯めて牛を殺す」ことに繋がりかねない些事への重すぎるペナルティー


少し説明を加えると、
@については、米国の強圧に屈してしまうであろうBSE問題などに見られるように、現代社会共通のピットホールである。将来、株式会社が経営する病院が登場した暁には、見せかけのサービスのウラに必ずや存在するであろう危険性について十分なる注意が必要である。今回の事例では、人件費の徹底抑制と安全への投資の削減が直接の原因だと言っていいと思う。一方、「人目につくサービス」「目立つサービス」「受けるサービス」「とってつけたようなサービス」については、多分充実が図られていたのではないだろうか。

Aも同じく現代共通の課題で、「マニュアルに書かれていないことについて自分の脳で考えることが出来ない」「指示されないと何をやってイイかわからない」「考えようにも基礎となる知識や訓練が不足していて考えるに考えられない」人間が多すぎることに根本的問題がある。さらに、その背景には教育の問題があり、「ゆとり教育」とやらで、考える材料を持たないアホの量産がしばらく続くからますますひどくなることが予想される。今ひとつは極端な「事なかれ主義」の横行が指摘されなければならない。指示されないことをして、後でとやかく言われるのはイヤだという考え方である。今回の事故では、事故を知りながらの宴会等々「不適切な行為」を中止する旨の指示があれば中止していたが、指示がなかったので予定通り行ったと言うのが実態だろう。

B煽情マスコミや自称「市民オンブズマン」などの連中が振りまく「あら探し」に脅迫された、あるいは後押しされた、形式主義や教条主義、「正義と妬みの取り違え」、「味噌もクソも一緒の重箱の隅つつき」によって「優先順位の取り違え」「みかけ重視と恰好付けの表面的サービス万能主義」「より下位の者、より弱い者に責任を取らせ、上位の者がいい顔をしようとするマスコミ迎合・大衆迎合主義」が中央政府、地方政府はもとより民間会社に至るまで横溢している憂慮すべき状況がある。今般の事件でも、素人目に気がつかれやすい「遅れ」についての現場当事者のみに対する懲罰的な研修が問題になっていた。ただし、マスコミ報道によればという註釈付きであるが。

17年5月4日
誰でもよかった?
 ハンマーで幼児をどついて重症を負わせた少年が、「誰でも言いから殺したかった」と言っているという。嘘をつけ!!誰でもイイには実は前提条件が付いている。「自分より弱い者なら」という前提条件が。
現代のゲノムの科学は、すでに「凶暴な人間を作る遺伝子(*)」を発見している。筆者の予想では、多分既知の遺伝子以外にも複数の「犯罪遺伝子」が存在している。遺伝的犯罪性向者を如何に扱うかが、近い将来の避けがたい課題になると思われる。
*動物の攻撃性に関与する遺伝子の一つとして、MAOA(モノアミンオキシダーゼA)がある。この遺伝子の活性を人工的になくしたマウスでは攻撃性が増すという。

17年4月28日
金儲けは悪か
 ロッキード事件で世間が騒がしかった頃、筆者が角栄を批判していると、祖父母が声をそろえて「角さんは何も悪くない。力があるんだからしょうがない。世間がねたんで批判しているだけだ。」と言った。まだ子供であった筆者は、何と理不尽なことを言うのだろうと憤っていた。今から考えると祖父母の意見こそ正しかったと思う。その当時から筆者も「角さんの5億円など我々にとっての5百円くらいのものであろう。」とは思っていた。苦労人の角さんは集めた金を周りの連中にくれてやり、そのことで権力を維持した。まごう事なき叩き上げの角さんが最高権力者になる道はそれしかなかったと思う。今では、ロッキード事件が、と言うより「ロッキード事件の発覚」がアメリカの陰謀であることははっきりしている。普通では考えられない司法手続きが取られ、相当の年月が経過した後に最高裁自身がそのことを認めている。発覚だけではなく、事件そのものが陰謀であった可能性も当然ある。多くの大衆が「妬み」に基づいて、にわか正義派となり角栄を弾劾した。当時の月刊誌に、ある哲学者が世の角栄批判について「正義の仮面をかぶった妬みに過ぎない」と喝破していたことを思い出す。ただし、角さんの行為が、たとえ罠にはまったものであるとしても、違法であることに異論はない。
 今回のホリエモンについても「金儲けの亡者」と忌み嫌う人たちがいる。筆者は貧乏人の出であるが、「貧乏は美徳ではないが悪徳でもない」と思って、今では自慢の種にしている。同じように金儲けも美徳でも悪徳でもないと思う。もちろんルール違反や違法行為はよくないし、弱者や素人を泣かせるのもよくないと思う。しかし、ルールは事前に明らかに示されていなければならない。後からルールをこしらえて、それより以前の行為を批判する行為は、それこそルール違反である。以上より筆者はホリエモンの金儲けを悪とは見ないし、別に羨ましいとも思わない。アンチ・ホリエモンの連中の、既得権にあぐらをかき、高慢な割には油断が多い態度こそ、ガキじみていて情けないと思う。

17年4月22日
中国のこと
 中共は、本当に賢い連中の集まりと見える。今度は「反日デモの抑制」に打って出た。いわゆる「マッチ・ポンプ」である。中国は経済的には「原始資本主義」の弱肉強食、政治的には共産党帝国であるから、政治的自由はない。もちろん報道の自由など存在しないから中国の民衆は中国版「大本営発表」のみしか知らないわけである。よって反日デモなどは「官製」以外考えられない。テレビの映像も日本の公館に対する投石を見物するだけの警官を写しだしていた。これが官製の証左であることは既に述べた。
 日本人が思いの外冷静で、自国の対外的イメージが一方的に損なわれそうだと気づくと一転「デモ抑制」に出た。頭良い!!また「謝罪にも賠償にも応じない」と面子を保ちつつ、一方で修理を申し出ると言う挙に出た。後は諸外国に対する「外交」が日本と比べて上手であれば、「まあ実質的には賠償したわけだし、良いんじゃないの」と言う意見をもらえると言う寸法だ。ホンマに賢い!!負けるわ。

伝聞
 国際問題から一転、セコイセコイ地域版の話。(これは伝聞です、よって内容について詳しく照会されてもお答えできかねます。念のため。)
 K州地方のS県S市でのこと。S城址の本丸内部にS市水道局の跡地があった。男前で有名な若い市長は、何を思ったか「不要不急」の跡地売却を行おうとした。売価約2億円なり。
 かねて県ではS城址本丸跡に御殿を再建、城内の景観整備にこれ努めていた。公共施設の跡地については緑地公園化するとかねてから定めていたのもそのためである。
 市は県に水道局跡地を買わないかと持ちかけたという。ところが県は断った。一体どこのレベルまで話がいっていたかは謎である。しかし、ことの重大性から考えて相当上のレベルまで話が伝わったと考えるのが普通であろう。そこで、市は香川県の某有名マンション業者に約2億で跡地を売却してしまった。着々と建設が進むマンションを見たある女性県議が反対の声を挙げた。歴史的遺物の保存運動にかけては筋金入りの女医さんだ。しかも女性票をしかりと握っている。県議選でもトップ当選の強者だ。
 すると驚くなかれ、売った当人のイケメン市長さんが「県に買い戻してもらう」ときた。まさか買うまいと思っていたら、notイケメンの若手知事さん、何と何と「買いましょう」という買い戻し金額4億円なり。もちろん税金である。景観保護は確かに大事だし、マンションが建ってしまって入居者まで生じた後では全くどうしようもないから、買い戻すなら今だというのもわかる。しかし、2億で済んだものを4億払わなければならなくなった責任はどうなるのか。一旦跡地購入を断った上で、正義の味方面して倍の金額で買い戻すなどと言っているのであれば、それこそ「マッチ・ポンプ」である。責任者出てこい!!!
追記:何と当のイケメン市長は、ほんの二年ほど前に、マンション建設会社が買い取った民間の土地を景観保護のために買っていたのである。その土地よりも今回の水道局跡地の方がより本丸御殿に近いところにあったにもかかわらず、何と市自身が売却したのであるから、矛盾もいいところである。
さらに追記:地元新聞社の報道によると、S県は買い戻しを価格3億5千万円に値切るのに成功したと言う。

17年4月17日
ヘラヘラするな!!
 「情けない」の一語につきる。厳戒態勢の下、北京で日中外相会談が開かれた。中国の外相の迫力のある厳しい顔に対して、我が国の外務大臣はヘラヘラだかニタニタだか、照れ笑いだかなんだか知らないが、抗議するの者の迫力も国を代表する者の威厳も何もない。情けないこと極まりなし。
 我が国の外務大臣の発する言葉が、他から教えられた文句をなぞるような話し方なのに、対して相手方は明らかに自分の頭で考えて発言しているのがよくわかる。おそらく、我が国外相は、外務官僚に「こう言ってください」と言われて、言われたまま発言しているのであろう。これじゃ勝負にもなにもなったモンじゃない。「男がヘラヘラするな!!」と、よく小学校の先生に怒られた。しっかりしなよ、大臣閣下。

17年4月16日
中国官製デモに思う。
 中共は、自分たちの権力が低下して貴族的生活を脅かされる恐れがある時には、自国民に対しても平然と冷血きわまりなく徹底的かつ無慈悲に弾圧を加える。天安門広場で虐殺された若者達を考えて見よ。彼らは、殺され、焼かれ、戦車のキャタピラーで骨まで砕かれ、骨片は水でれきれいに洗い流されてしまった。
 ところが、日本の在外公館に対してデモ隊が押しかけようが、ペットボトルやペンキを投げつけようが、ガラスを割ろうが、看板をこわそうが、公安当局は制止する素振りさえ見せない。これが見せかけ民衆デモ実は官製デモの証拠でなくて何か。
 
しかし、ここで日本人は歴史から学ばなくてはならない。中共は「挑発」の天才である。元来、共産主義者は目的のためには手段を選んではならないのである。挑発は共産党のお家芸である。先の日中戦争の時もまさしくそうであった。まんまと敵の罠にはまり緒戦で「勝った勝った」と言っている間に泥沼にはまり、ついには米国の罠にまではまりこみ、今では事実上米国の属国である。その際に暗躍したスパイのことも思い出さねばならない。「それいけ、やれいけ」と戦争にあおり立てていたのがソ連のスパイであったことを思い出さねばならない。
 今回の騒ぎで中国の国際的な評判は低下している。向こうは日本にも同様のことをしてもらいたいと思っている。そうすれば「痛み分け」で、おまけに日本の常任理事国入りも「あそこまで中国人民がいやがっているのだし、日本も中国並みの低レベルな国だから・・・」と言うことになって、阻止できるという、まさに一石二鳥をねらっているはずだ。共産党の挑発に絶対に乗ってはいけない!!!

17年4月10日
即刻退場すべし、目障りなパーフォーマンス野郎ども。
 田中康夫の仮面がようやく剥がれつつあるようで何よりだ。ヤッシーと東京の石原それに小泉パーフォーマンス三羽ガラスのおかげで世間の愚民化が加速度的に進んでしまった。彼らの悪影響は、全国津々浦々に及び、マネをする「バカ」まで出て、心ある人々はエライ迷惑を被っている。即刻退場すべし。

17年4月9日
即位か就任か。
 どうでも良いことだが、ちょっと気になったので一言。
 ローマ教皇ヨハネ・パウロ二世が亡くなった。NHKのニュースでは、「ローマ法王に就任以来・・・。」とか「法王は、在任期間26年に及び・・・。」とか言う表現が用いられていた。「法王」ではなく「教皇」であり、「就任」でなく「即位」であり、「在任」でなく「在位」である。ローマ教皇は君主である国家元首なのである。おそらくNHKなどの基準では、「君主は世襲」との前提があるのであろう。しかし歴史的には必ずしもそうではない。ローマ帝国の皇帝も世襲ではなく、元老員が選出した。だからこそ奴隷の息子がローマ皇帝になれたのである。西ローマ帝国(ビザンツ)皇帝も選挙によって選ばれた。さらに神聖ローマ帝国も選帝侯が皇帝を選んだ。古代中国の、尭・舜・禹の禅譲の話はあまりに有名だし、古代のカンボジアなどでも非世襲の王が統治していたという。奴隷王朝は次の皇帝を奴隷の中から選んだ。もっと言うなら、一代限りで滅んでいった君主国は無数にある。
 広く知られているように、ローマ教皇は王や皇帝を任命する立場であったし、十字軍の出撃を命じる権力を有していた。権威が低下した後でさえ、君主として教皇領に君臨した。現在の領土は「バチカン」のみであるが、やはり教皇は一国を統治する君主であって断じて大統領などではない。よって就任ではなく即位であり、在任ではなく在位である。

17年3月29日
何をいってるの?日枝さん。
 「テレビとITの融合というが、具体的な構想の内容を明らかにしていないホリエモンなどとは提携できない」
はずのフジテレビ日枝会長様以下のお歴々が打ち出したライブドアへの対抗策なるものが、何と驚くなかれ、IT企業の雄ソフトバンクの関連企業への日本放送保有フジテレビ株の消費貸借であった。もちろん、いけ好かない最高経営責任者様は、具体的も何も一切の将来構想を明らかにしていない。しかも、フジテレビを支持する、ひょっとこ総務大臣閣下のご託宣「外資のメディア参入規制」と全く矛盾する、ソフトバンク孫正義=メディア王・マードック連合のバリバリ外資を筆頭株主にすると言う見事な「防御策」なのだから開いた口をふさごうにもふさぎようがない。お粗末きわまりない「理論」に、ただただ脱帽の他なしと言ったところ。まあ、所詮世間は理論じゃなくて「力」ですから、強いものが言いたい放題、勝手放題といったところでしょうかね。

17年3月17日
断固ライブドアを支持する。
 東京地裁で日本放送側の異議が却下された。当然の結果だ。日本放送やフジの側の連中の発言は全て「ホリエモンは悪である」という命題を前提としている。しかも、その前提を全く実証していない。要するに感情的な「偏見」にすぎない。
 さらに驚くべきは、「規制緩和」が至上命題のはずだった政治屋連中が、この抗争をきっかけにして、にわかに、株取引に新たな規制をかけようとしている無定見さである。
 もっとあきれてしまうのは、フジ側が「時間外取引が違法だ」などと言っていることである。一般市民ならいざ知らず、企業経営者はプロ=商人である。だから、商人同士の取引は民法ではなく商法に基づいて行われる。商人であるなら、株取引がどのような法の下で、如何に行われているかを熟知しているのが当たり前であって、時間外取引が禁じられてもいないし、現に行われていることを知っていたはずで、自己の会社の株式が時間外で取り引きされる可能性があることを知ってるのが当然なのである。それを今更、負けそうだからといって「泣き言」を言うとはプロの面汚しでしかない。そもそも、株式市場に上場してその利益に預かっている以上、知らない誰かが株主になるのは当然至極でないのか。こんな事では経営者として資質がないと言われても仕方ないのではないだろうか。そのような連中はさっさと退場すべし!!これが筆者の結論である。

17年3月11日
ライブドア堀江社長を支持する。
 多分異論のある人も多いと思うが、筆者は、本日のライブドア勝利の仮処分決定を支持する。もし、フジテレビ・日本放送のような手段が当たり前に許されるなら株取引の安全が全く損なわれることになると思う。
 それと、フジテレビ側の堀江氏に対する攻撃に、やり口の汚さを感じる。マスコミ総動員のプライバシー攻撃、発言の真意を曲げた揚げ足取り等々、まるで○旗だ。もう一つ我慢ならないのは、いかにもエスタブリッシュメント面した日枝とか言うヤツが「あんな若造が・・」と言わんばかりの話し方をする。ネクタイを締めないの、生意気だのと言っているが、要は、「既得権を侵害する成り上がり者め」といいたいのであろう。
 おまけに、日頃は金にものを言わせて好き放題の連中が「金さえあればなんでも出来る」というのは間違いだとか、麻生某のような跳ね上がりのひょっとこ政治家までが、違法だとか、法に触れなきゃ良いというモンじゃないとか、好き放題に偉そうなことを言う。筆者はこのような「自分のことを棚に上げて巨大な既得権だけに依存している」俗物オッサンよりも、生意気な成り上がり者の方がまだ好きである。



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