根拠はあるのか
携帯電話をかけながらの事故が多発している。電話をかけながら運転していれば注意が会話に向き周囲の状況判断に向けられるべき注意がその分低下して事故につながるのは一見自明なことのようにも見える。しかし、このように自明と思われることでさえ外国では「果たして本当に携帯電話をかけながらの運転が交通事故の増加に結びつくのか」ということについて科学的・疫学的に実証しているのである。日本では残念ながら実証されたことはない。
さて、日本の亡国文化人様たちのおっしゃる「詰め込み教育や受験競争が犯罪や青少年の非行に結びついている」という主張が科学的に実証されたことなどただの一度もない。にも関わらず、あたかも「公理」のごとく世間に宣伝しまくっておられるのである。さらに外国において、犯罪や非行が「詰め込み教育」や「受験戦争」によっておこる等と言われているのかと問いたい。
凶悪犯の殆どが、いわゆる「性格障害」という、いかにももっともらしい「病名」をつけられているものの、早い話が生まれつきの「根性悪」あるいは「生来の犯罪者」であることが今や世間の人々の知るところとなっているにもかかわらず、相変わらずの無根拠の世迷い言を繰り返すのはいったい何のためなのかと聞きたくなってしまう。