週刊誌の信頼度 ・・・結構ええんちゃうの
よく、政治家や官僚の腐敗についての話をするとき「週刊誌ネタなど信用できるはずない」とか、「週刊誌の記事に基づいた議論につきあってる暇なんかない」とか言うヤツおるやろ。一見もっともらしい議論に聞こえますけど、じゃあ、新聞やＮＨＫテレビの情報だけが「真実」で「週刊誌」や「写真雑誌」さらには「ワイドショー」がガセねたや、と本当に言えるんかと言うとこれがちょっと怪しい。近頃の新聞記者やテレビの報道記者は、相当「サラリーマン化」しているようで、お役所の記者会見で配られる資料やら、記者室に投げ込まれる資料をたーだ抜き書きして記事にするらしおます。しゃーさかい、どの新聞でも同じよーな内容ばっかしのってますやろ。それに、よー読むと何とも具体性に乏しいような文章が多おまっせ。現場も取材せんといて見てきたような記事を書くなんて朝飯前のことやそうです。インタービューも電話だったりして、受話器の向こうで舌だして嘘まくし立ててたってわからんのとちゃいますか、そんなんでは。
それに比べて週刊誌やワイドショーは具体的でっせ、更に取材も結構やってるみたいやし。もちろんガセねたもあるやろうし、裏の取れてないもんもあるかも知れんけど表面的な建前ではなしに、人間くさくて泥臭い本音の部分を伝えようとしてる姿はええんちゃいますの。ＮＨＫのニュースでは、事件の背景や政治の裏話、本人さん達の本音分かりませんもんねぇ。
ワテの尊敬する立花隆さんやって、週間文春やら、文芸春秋やらで真実をえぐり出してまっせ。決してＮＨＫや大手の新聞ではあそこまで綿密な取材せんし、できんと思いまっせ。でもワテは毎日新聞はちょっとこうてます。何でかちゅーと、たとえば例の「石器捏造事件」なんかのスクープ見ていても取材の姿勢に「記者魂」を感じますからねぇ。外の新聞もちっとは見習いなさい。ほんまにもう。それにしても一寸聞くと本当みたいやけどよくよく考えたり調べると嘘ぱちの話って結構ありますねぇ。この「週刊誌の記事なんて」というのもその代表でっせ。お互い気ぃー付けましょねぇ。