第446回 仏の子は

 
 平成13年 8月9日〜


妙念寺電話サービスお電話有り難うございました。
夏休みの行事として、仏教子供会の一泊研修があります。


今年も、7月の終わりに佐賀本願寺会館で、74名が
参加して開かれました。


小学校1年生から6年生まで、初めて参加の子供も、
何度か参加した子供も賑やかなこと、指導の若いご住職の
言葉も、聞こえないほど元気一杯です。


並ぶことも座ることも、なかなかうまく行かずに、
どうなるのか先行きが心配でした。


74人を五つの班に分けて、行動するために班ごとに集まり、
班長さんと副班長を決めることになりました。


「班長さんに成りたい人」との問いかけに、上級生の
大半の生徒が「ハーイ」と手を上げて立候補します。


大人の世界では、リーダーを選ぶとなると、皆遠慮して
なかなか決まりませんが、今の子供の世界では、進んで
自分から名乗り出て、リーダーを務めることを希望するのを
見ると、新しい時代が来たことを感じました。


そうめん流し、スイカ割り、おもしろ実験、花火大会などの
お楽しみと共に、各班の班長さんが、導師となっての
お勤めや仏教讃歌の練習など、そのうち団体生活にも
馴染んで、2日目には見違えるほどに集団行動が
出来るようになりました。


最初の騒々しさが嘘のようです。

おつとめの後に必ず全員で唱和するのが「ちかい」です。

一つ、仏の子は、すなおにみ教えをききます。
一つ、仏の子は、かならず約束をまもります。
一つ、仏の子は、にこにこ仕事をいたします。
一つ、仏の子は、やさしい心を忘れません。


この言葉を何度も唱和しました。
繰り返しますと

一つ、仏の子は、すなおにみ教えをききます。
一つ、仏の子は、かならず約束をまもります。
一つ、仏の子は、にこにこ仕事をいたします。
一つ、仏の子は、やさしい心を忘れません。


子供たちの大きな声を聞いていると、現代の
大人たちにもこうした約束を守ってもらいたい
ものだと感じます。
大人として反省させられます。


南无阿弥陀仏のお念仏とともに、教えを聞き、
にこにこと進んで仕事をし、勝つこと損しないことだけを
考えず、やさしい思いやりあるこころを
忘れたくないものです。


妙念寺電話サービスお電話有り難うございました。
次回は、8月16日に新しい内容に変わります。

   

          

本願寺・りビング法話へ