第1179回 阿弥陀仏の金の鎖

 平成27年 9月 3日 〜

 浄土真宗の教えは、ますます世界に広がっています。
ハワイやアメリカでは、当初は日本語での伝道でしたが、
時代が変わり、いま英語での布教活動が多くなっているとのことです。

そして、法座の最初に「阿弥陀仏の金の鎖」という言葉を
開教使をはじめ、みんなで唱和し法座が始まるということです。

その内容を日本語に訳しますと。

 「阿弥陀仏の金の鎖」(徳永一道師訳)

  私は世界を結ぶ阿弥陀仏の金の鎖の一つであり、

   それを明るく 強くあり続けるようにします。

  私は生きとし生けるものすべてに対して思いやり深く、
   自分よりも弱いものすべてを護ります。

  私は清く美しい心をもち、清く美しい言葉を□にして、
   清く美しい行いをいたします。

  阿弥陀仏の金の鎖の一つ一つが明るく強く、すべての
   人たちが完全な平安を得られますように。

  という内容だといいます。

日本で聞く教えと大きく異なりびっくりしますが、アメリカや
ヨーロッパ、特にアメリカでは、
「阿弥陀仏の金の鎖によって私は社会の人々と手を取り合って、
 社会の向上のために尽くします」こうしたことが

宗教というものの普遍的な概念、通念であり、それを承知して
おかなければいけないというのです。

宗教は 個人的なものだけではなく社会的に有用なものであると・・。

     第14回全国布教使大会 記念講演讃参照

         


           私も一言(伝言板)